クレジットカードでチャージできて、しかも決済時に還元も受けられるプリカ『Kyash』。
クレジットカードのポイントも獲得できるので「ポイントの二重取りじゃん!」ってノリで、僕も飛びつきました!
毎月の食費や雑費、ゲームの課金から経費まで、支出は全てKyashでお支払い。
「賢い使い方だぜ!」と得意気になっていたもんですが、現実は思ってたのと全く違ったのです。
しかも驚いたのは、ネットで真偽を調査したところ、大手の有名なクレジットカード紹介サイトでもKyashのチャージに関する記載に誤りが多かったんですよね。
そこで、僕自身が大損した
そもそも『Kyash』とは何なの?
この記事に辿り着いたってことは、Kyashが何かご存じですか?
一応、要点を掻い摘んで説明すると…
- 国際ブランドが「VISA」のプリペイドカード
- プリペイドカードながらも0.2%~1.0%の還元を持つ
- クレジットカードでチャージできる
最大のメリットは、ポイントを二重取りできること。
クレジットカードのチャージ分、それからKyashで決済するとポイントが貰る、還元のチートアイテム!
Kyash自体は一般的なクレジットカードと使い方は変わらず、特に困ることが無いのも魅力です。
Kyashポイントが付与されるタイミング
Kyashで支払うと、決済額に応じたポイントが貰えます。
このポイントが付与されるのは、
決済時は仮売上のため反映されない他、キャンセル等で確定しなかったときも還元されません。
売上が確定するのは、
お店ごとに確定日が違うので、多少はズレることがあります。
獲得ポイントの確認方法
Kyashには、利用明細を確認できる専用のスマホアプリがあります。
このアプリから獲得ポイントも見ることができ、いつ付与されたかの履歴も閲覧可能です。

恥ずかしながら大損理由は5つもありまして…
Kyashの基本をおさらいしたところで、何が損失だったか解説しますね。
結論からいうと、僕のズボラな性格がトラブルを招きました。
その結果、二重取りできていないことに始まり
Kyashのチャージは還元対象外のクレジットカードだった
Kyashの魅力であるポイントの二重取りができてませんでした。
その理由は
Kyashにおけるポイントの二重取りって…
- クレジットカードでチャージすることにより、クレジットカードのポイント還元が受けられる
- チャージしたKyashで決済することにより、Kyashのポイント還元が受けられる
という仕組みなんですが、この『1番』が機能してなかったんですね。
Kyashのチャージに利用してたクレジットカードは「楽天カード」。
これで毎月15万円くらいチャージしてたのに、全て無駄だったのです。

下に記載しておくね。
また、以下のクレジットカードは、公式サイトに「電子マネーのチャージは還元対象外」と記載されており、もしかするとKyashのチャージでは還元を受けられないかも。
- リクルートカード(VISA・Mastercard)
- P-oneカード<Standard>
失効しないクレジットカードだと気づきにくい!
僕って、ズボラなうえにケチなんです。
だから「ポイントを貯めたいけど使うのは面倒」というスタンスでして、ポイントの有効期限がない、つまりは
楽天カードのポイントは、有効期限が1年間。
だけど「貯まる・使う」といった変動があると更新されるタイプで、実質無期限なんです。
その結果、全く貯まっていないことに気付けなかったという訳です…
僕は時代の波に取り残されてた
「還元対象の変更」や「還元率の格下げ」って、実は色々なクレジットカードで起きてます。
例えば「REXカード」というクレカは、過去に1.5%もの還元率で最強と謳われてました。
しかし、不況の波を受けてか徐々に下がっていき「1.5%→1.25%→1.0%」まで落ち込んだのです。
こうした改悪が、実は楽天カードでも密かに行われているんですよ。
ただ、このときの内容(上記の画像情報)は、すでに刷新済み。
今、同じURLの記事(下記画像)を確認すると、ポップアップで表示されるようになってます。
だから、
という訳で、僕のズボラな性格ゆえに知識をアプデしておらず、いつの間にか対象外になってるのを見逃してたのも原因でした。
還元率1.0%だと信じて今日まで過ごしてきたんだ
Kyashのポイント還元に関する説明が、とにかく理解しにくい。
実際に見れば「分かりにくいことが分かる」ので、公式サイトのリンクを載せておきますね。
Kyashには、実物のカードを発行して使う「Kyash Card」と、カード本体を作らずにカード情報だけを発行する「Kyash Card Virtual」の2種類があります。
そして、チャージ方法によって、その分が「Kyashマネー」と「Kyashバリュー」に分けられます(後述します)。
これらをまとめた各還元率の表が、以下の通り。
カードの種類 | 残高の種類 | 本人確認 | 還元率 |
---|---|---|---|
![]() Kyash Card |
Kyashマネー | 〇 | 1.0% |
Kyashバリュー | 〇 | ||
![]() Kyash Card Virtual |
Kyashマネー | 〇 | 0.5% |
Kyashバリュー | 〇 | 0.2% | |
![]() Kyash Card Virtual |
Kyashマネー | × | 0.2% |
Kyashバリュー | × | 0.2% |
注意事項|ポイント還元が対象外の取引リスト
- 売上が確定しなかった取引
- 代金未回収が発生している取引
- 本人または第三者による不正利用とKyash側が判断した取引
- 以下へのチャージ
- ANA PAY
- B/43
- IDARE
- MIXI VISA
- VANDLE CARD
- モバイルSuicaアプリでの購入またはチャージ
- Apple Pay経由でのモバイルSuicaアプリでの購入またはチャージ
- Googleウォレット経由でのモバイルSuicaアプリでの購入またはチャージ
- 一部のWallet系のチャージ
- 交通機関の決済
- 「金券・商品券・有価証券」などの現金同等物
- 税金・ふるさと納税・各種税金
- 公共料金
- 寄付金
- 郵便局での決済(実店舗・オンライン)
- 造幣局の販売サイト
- 「イマすぐ入金」の残高で決済した取引
- 「イマすぐ入金」の決済が全て完了するまでに取引されたKyashバリュー分
そして、スマホアプリで確認すると、以下のように書いてあります。

でも実際は、以下のようにチャージ方法によって「マネー」か「バリュー」が区別されるんです。
種類 | 入金方法 |
---|---|
Kyash マネー |
銀行口座・ペイジー |
コンビニ・セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM | |
Kyashスポットマネー | |
他サービスの売上金やポイント | |
バリュー |
|
イマすぐ入金 | |
Kyashポイント | |
Kyashバリュー(期限付き) | |
アカウント移行時の繰り越し残高 |
表の通り、
つまり、還元率は0.2%、10,000円の商品を購入しても20円しか還元されません。
おかげで、Kyashの還元率はずっと1.0%だと勘違いしてました…
実際の画像を見た方が分かりやすいと思うので、載せておきますね。

2,772円×0.2%=5.544pt(小数点以下は切り捨て)
衝撃すぎる還元上限に貯まるもんも貯まらない…
これは、本件を調べるなかで分かったことなんですが、どうやら
還元率 | 月間の付与上限 |
---|---|
1.0% | 最大1,200pt |
0.5% | 最大600pt |
0.2% | 最大100pt |
クレジットカードのチャージ分は「Kyashバリュー」で、還元率は0.2%。
この場合、ひと月で獲得できるポイントの上限は『最大100ポイント』です。
……え、めっちゃ少額じゃない!!?
1pt=1円、つまり月々100円、年間1,200円しか得しないのですから…
ちなみに、0.2%で100ポイントだと、50,000円の利用額で達成可能。
算出は「月間の総利用額」ではなく「各決済」なので、実際のところは50,000円以上の利用が求められることでしょう。
結局はどれくらいの損失だったの?
僕は生活費の大半をKyashで支払ってたので、毎月のチャージ額は15万円くらいでした。
決済時の損得を、以下の2パターンで比較してみましょう。
- 楽天カードで決済する(還元率1.0%)
- 楽天カードでチャージしたKyashで決済する(還元率0.2% / クレジットカードのチャージによる還元は含まれない)
楽天カード | Kyash | |
---|---|---|
券面 | ![]() |
![]() |
還元率 | 1.0% | 0.2% |
還元対象 の上限額 |
無制限 | 50,000円 |
15万円利用時の 獲得ポイント |
1,500円 | 100円 |
毎月1,400円もマイナス、年間16,800円の損失ですよ…
今回は、幸いにも楽天カードでのチャージしてたのが3ヶ月間だけだったので大きな損失は防げましたが、それでも4,200円分…
焼肉の食べ放題に行けたと思ったら、悔しくて悔しくて。
Kyashは解約すべき?それとも継続して利用する?
じゃあ、Kyashは解約すべきかって話なんだけど…
得するっちゃ得するので、利用し続けても良いと思います。
ただ、チャージに使用するのは、還元率1.0%以上のクレジットカードを推奨します。
楽天カードのような還元率1.0%のクレカなら、Kyashを通さない方が0.3%も得だからです。
還元対象で確認できたのは三井とエポスだけ
今回の調査で「Kyashのチャージが還元対象のクレジットカード」は、以下の2枚でした。
- 三井住友カードゴールド(NL)
- エポスゴールドカード


この2枚は還元率0.5%なので、本来は非推奨のクレジットカード。
それでもおすすめするのは、ボーナスポイント制度があるからです!
この2枚には、年間利用額100万円で10,000ポイントも貰えるボーナスがあります。
つまり、通常の還元と合わせれば総額15,000ポイントになり、還元率1.5%に化けるのです。
(100万円×0.5%)+10,000pt=15,000pt
ちなみに、このボーナスポイント制度は、ゴールドカード以上の特典です。
ゴールドカードなのも加味すると、大学生にはちょっと厳しいラインかも。
還元以外のメリットもKyashにはある
僕自身、最初は還元が目当てでKyashを作りました。
実際に使ってみると、
- 不正利用に対処しやすい
- クレジットカードの審査に通らないなら最適
ネットショッピングでクレジットカードを使うと、情報の漏洩から不正利用されることがあるんですよね。
当然ながら再発行する訳ですが、その間はクレジットカードが使えません。
でも、Kyashを間に挟むことで被害がKyashで留まるため、メインのクレジットカードは使い続けられるのです。
もう1つのメリットは、Kyashがプリペイドカードということ。
やっぱちゃんと説明は見ないと損しますね
「得するつもりが、逆に損してた…」
そんなKyashの失敗談をお伝えしました。
チャージの還元対象外というクレジットカードを使ってたこと。
そして、Kyashの還元に上限があり、思ったほどお得ではないことが分かりました。
ただ、それでもKyashにはメリットがあると感じてます。
そのため、僕自身は今後もKyashを使っていこうって感じです!
よくある質問
Kyashの還元率は何パーセント?
カードの種類 | 残高の種類 | 本人確認 | 還元率 |
---|---|---|---|
![]() Kyash Card |
Kyashマネー | 〇 | 1.0% |
Kyashバリュー | 〇 | 0.2% | |
![]() Kyash Card Virtual |
Kyashマネー | 〇 | 0.5% |
Kyashバリュー | 〇 | 0.2% | |
![]() Kyash Card Virtual |
Kyashマネー | × | 0.2% |
Kyashバリュー | × | 0.2% |
どのチャージ方法が「Kyashマネー」なの?
種類 | 入金方法 |
---|---|
Kyash マネー |
銀行口座・ペイジー |
コンビニ・セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM | |
Kyashスポットマネー | |
他サービスの売上金やポイント | |
Kyash バリュー |
クレジットカード・デビットカード |
イマすぐ入金 | |
Kyashポイント | |
Kyashバリュー(期限付き) | |
アカウント移行時の繰り越し残高 |
Kyashの年会費はいくら?
ただし、リアルカードを発行する際に900円の発行手数料がかかります。
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